水夏A.S+ ~SUIKA~ 感想 -死をテーマに紡がれる儚き物語-

暗い雰囲気の中にも儚く綺麗な印象を受けましたよお!

今回紹介するのはこちらの作品



水夏A.S+ ~SUIKA~




本作はエロゲ界で知らない人はいないCIRCUSさんから2004年に発売されております

ちなみに2001年に発売された「水夏」のリメイクverとなっています

昔からあの曲芸商法は使われていたんですね!


さてさて、皆さんはCIRCUSといえばやはり「D.C.」というイメージでしょうか?

実際にD.C.シリーズをすべてプレイしたことはないですが、私もそのイメージをもっていました

CIRCUS=D.C.

このイメージを持っている人たちには是非ともプレイしていただきたい作品です!

水夏、とても素晴らしい作品でした(*’ω’*)

それでは公式からあらすじをドーン!!

と言いたいところですが、本作は全4章のオムニバス形式の作品となっており、それぞれが独立しています(厳密にいうと各章ごとの相互関係はありますが)

なので各章ごとにざっくり紹介していくスタイルで今回は進めていきます!


第1章

第1章はおしゃべり滑り太郎の彰と水瀬伊月・小夜姉妹のお話し

村に戻り伊月と再会したが、周りが話していることと実際に体験していることの辻褄が合わない彰

そんな今と、3人で同じ学園に通っていた過去の記憶が交互に描かれ、徐々に謎が明らかになっていく構成になっていました

ミステリー色が強い物語になっており、過去に何が起こったのだろうと続きが気になって仕方なかったですw

結末は決してハッピーエンドと呼べるようなものではなかったですが、非常に納得できる終わり方でした

こんな寂しい物語を一番最初にもってくるなんて攻めてるな!CIRCUS!!


第2章

D.C.ではおなじみの白河さんがヒロインの第2章

主人公は何でもこなす完璧超人だが、どこか冷淡な部分が見え隠れする危うさが見え、さらにはさやかの父親の絵にあこがれを抱いている

また、さやかの父親は死を題材にした絵を描く一癖も二癖もあり、さやかのことを「作品」と呼ぶような人

そんな何か起こりそうな雰囲気抜群の状態で物語は進行していきます

果たしてヒロインのさやかはどうなってしまうのか?

常にそんなハラハラした気持ちで楽しめるお話でした


第3章

恋人の透子と血が繋がっていない妹の茜と暮らす主人公の良和

そんな良和は急に妹の茜に欲情するようになり、逆に透子には欲情しないようになってしまう

さらには数日前の記憶もあやふやになっている、、、

そして同時期に病院で治療を受ける「アカネ」

茜、透子、良和の三角関係はどうなるのか?アカネは一体何者なのか?

いきなりたくさんの謎を提示されますが、それらが一気に解決する終盤は圧巻の一言

個人的に第3章が一番好きかもしれません

透子ED、茜EDの両方がありますが、どちらも愛の重さを実感することでしょう!

特に茜EDは想像を裏切られました。完全にミスリードに引っかかりましたw


第4章

1章~3章の裏で動いていた謎の人物「千夏」と名無しの少女

彼女たちの正体が明らかになる最終章

今までの章以上に、死や魂といった概念が色濃く描かれています

また、名無しの少女の過去も明かされ、少し難解な物語になっています

その分読み応えもあり面白かったのですが、「よく分からなかった」という感想を持った人も多いんじゃないかなという印象でした

あえて伏線をはっきりと説明しないで回収することで、プレイヤーの想像力を掻き立てる仕様にしているのかも?

さらっと調べたところ考察しているサイトはいくつか見つかったので、そちらを参照してみてもいいかもしれませんw

一緒に名無しの少女の忘れ物を探してあげましょう!



以上、各章の紹介でした(ほぼネタバレなしで書くのは難しいw)

どの章も本当に引き込まれるので、是非ともプレイしていただきたい!

追補として3つのショートストーリーがありますが、こちらは割愛させていただきます(*_*;

テーマがテーマなだけに暗い雰囲気で物語は進んでいきますが、どこか清涼感も感じられる作品でした

システム面などは古いですが、本当にプレイする価値のある作品だと思います!

かなりオススメです!!!



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