スノーシャーク 悪魔のフカヒレ 感想
夏こそ冷えそうな映画を!!!
今回紹介するのはこちらの作品
スノーシャーク 悪魔のフカヒレ
雪山にサメが出るくらいは当たり前の令和ですが、なんとこの作品は2011年制作
まだほとんどのサメが海で大人しくしていた頃の作品なのです
スノーシャークは時代を先取りしていたんですね!
スノシャが怖すぎて体がヒエッヒエですよ、、、
ということであらすじをドーン!!!
ここからはネタバレを含みます
もしもこの作品を観ようと思う方がいたらここで帰りましょう
ここからネタバレ!!
やっぱり巨匠は関係していた!
雪山にサメが出てくるという設定
映像や演出などを含めた作品全体のクオリティ
物語が始まってすぐにあの巨匠の名前が頭にちらつきました
マーク・ポロニア
調べたところ彼が編集として携わっていたようなのです!!
なるほどなるほど
だからこの素晴らしいクオリティの作品ができあがったのかと納得がいきますね
脅威のスノーシャーク
スノーシャークくんは恐ろしく強い
雪(地面)に大穴を空けて自由に動き回るのに音もなく忍び寄る
噛まれた人に催眠効果を与えることもあるようで、声をあげずに連れ去ることも可能
(もしくはマルっと一飲みにしている可能性もある)
ということで残念ながらスノーシャークくんによる捕食シーンはだいぶ少なめです
すぐにケリをつけるほど強いから仕方ないね!!
そんなスノシャに挑むのは、市長が呼び寄せた対サメチームと過去にスノシャを倒したというマイク率いる市民チーム
当然ながら強すぎるスノシャに市民チームは壊滅状態となり、生き残ったのはマイクだけ
対サメチームも動体感知カメラを設置するもなにも情報がつかめない!!
なんてこった!!それじゃあカメラを設置するシーンがまったくの無駄ではないかあ!!!
キャラが立ってるだとお!?
この作品、特筆すべきは主要キャラの設定が凝っていること
サメに息子を喰われた保安官、過去にスノシャを倒した市民、未確認生物研究家、イキったハンターなどなど
非常に魅力的な面々が揃っているわけです
これはさも熱い戦いが繰り広げられるんだろうなあ!!
と思うのはサメ映画初心者
私くらいになれば彼らがまったく活躍しないだろうと予想できるのです
実際どうなのかというと、、、
思ったよりも見せ場がねえええええ!!!!!!
ここまで見せ場がないことありますか?
研究家たちは頭脳を活かして作戦を立てようとする→なにも作戦を立てられない
イキったハンター→なにもできずに死亡
サメに息子を奪われた保安官→ほんとに何もしない
なぜか生きていた12年前の犠牲者→「やつは熱に寄ってくる」といってライターをつけて襲われる(これは見せ場かもしれないwww)
唯一活躍したのは市民マイクだけ、、、主役はサメだから人類に見せ場など不要ってことか!?!?
総評
低クオリティな映像と無駄な会話劇が繰り広げられる、今ではスタンダードなタイプの作品
しかし、魅力的なキャラ設定をドブに思い切り投げ捨てるというクレイジーさには目を見張ります
もっと開き直ってスノシャを見せてくれれば評価UPは間違いないですが、この失敗が生きて今では堂々とひどい個性的な造形のサメくんを見せてくれてるのでしょう!
ラストは安定の爆発と絶望END
サメは強いから仕方ないとはいえ、「実はまだサメいました~」ENDが蔓延っているのは正直どうかと思う
オススメ度:★★